ゴキブリは梅雨から夏の高温多湿な時期になると活発に活動します。暖かくなると「家にゴキブリが出たらどうしよう」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。特に一人暮らしの家でゴキブリが出たら、怖くて何も手につきませんし、安心して眠ることもできません。
夏にゴキブリを見ないようにするには、事前の対策が必要です。今回は、一人暮らしの家にゴキブリが出ないようにするための対策を紹介します。
その①:ゴキブリが住み着きやすい場所を掃除する
ゴキブリは雑食で、人間が食べるものはもちろん、ホコリやゴミなども食べます。また、暖かくて湿気があり、暗くて狭い場所を好みます。そのため、汚れた部屋や散らかった部屋はゴキブリが住み着きやすいでしょう。
ゴキブリのエサや住処を減らすために、こまめな掃除を心がけましょう。これから紹介する場所は特にゴキブリが住み着きやすいため、念入りに掃除してください。
家具や家電の後ろ
家具や家電の後ろは普段目が届きにくく、ホコリなども溜まりやすいため、ゴキブリが住み着きやすい場所です。特に冷蔵庫の裏などは温度が高くなるため、ゴキブリにとって絶好の住処となってしまいます。「毎月1日」など日を決めて、家具や家電の後ろまで徹底的に掃除する習慣を付けましょう。
ゴキブリは1センチくらいの隙間に入るのが好きで、安心して住み着いてしまいます。家具や家具の設置場所を工夫し、壁との間になるべく隙間をつくらないようにすることをおすすめします。
キッチン
キッチンは食べる物が多く置いてあるため、ゴキブリにとって非常に住みやすい環境です。
食材は出しっぱなしにせず、しっかり密封して保存するか、冷蔵庫にいれるようにしましょう。調理中にシンクや床に落ちた調味料や野菜くずも、放置せず拭き取ってください。
シンクの排水管に油汚れや食べかすが付いていると、それをエサとするゴキブリが排水管から上がってくることがあります。定期的にパイプクリーナーを使用して、排水管をきれいに保つよう心がけましょう。シンクのゴミ受けに溜まったゴミは毎日捨ててください。生ゴミフィルターを活用するのもおすすめです。
洗面所・お風呂
洗面所やお風呂場も、暖かく湿気が多いためゴキブリにとって住みやすい環境です。こまめに換気して湿気を取り、掃除をして清潔に保ちましょう。
ゴキブリは飢餓に強く、水が1滴あれば3日生き延びるといわれています。お風呂から出るときに、毎日水気を拭き取る習慣をつけるとよいでしょう。排水口の皮脂や髪の毛もゴキブリのエサになるため、毎日捨てることをおすすめします。
クローゼット・衣装ケース
クローゼットや衣装ケースに服がたくさん詰め込まれていると、通気性が悪く湿気がこもりやすいため、ゴキブリが住み着きやすくなります。
こまめな換気を心がけ、除湿剤や防虫剤を使用しましょう。服を詰め込みすぎず余裕を持って入れるようにし、ハンガーとハンガーの間をなるべく開けることで、ゴキブリが住みにくくなりますし、湿気対策にもなります。
その②:ゴキブリの侵入口を塞ぐ
ゴキブリは1mmほどのわずかな隙間があれば、屋外から部屋の中に侵入してきます。体の小さい幼虫なら、さらに狭い隙間でも侵入してしまいます。
100円ショップやホームセンターで購入できる道具を使い、ゴキブリが侵入できそうな隙間を徹底的に塞ぐようにしてください。例えば、ゴキブリは下記のような隙間から侵入すると考えられます。
ゴキブリが侵入できる隙間 | 対策 |
網戸とサッシの隙間 | 隙間テープで塞ぐ |
劣化してヒビが入った壁 | パテを塗って塞ぐ |
換気扇の隙間 | 虫除けフィルターを付ける |
エアコンのドレンホース | ドレンホースキャップを付ける |
排水口 | ゴミ受けを付ける |
その③:段ボールはすぐ捨てる
段ボールは2枚のボール紙を重ねて作られているため、狭くて暗い空間があって湿気も溜まりやすく、ゴキブリにとって非常に住みやすい環境です。
そのため、ゴキブリが宅配便や引っ越しの段ボールなどに卵を産み付け、その段ボールが家に持ち込まれてしまい、部屋で卵が孵化してゴキブリが繁殖してしまうことがあります。
宅配便で届いた段ボールや引っ越しで使用した段ボールは部屋に置いたままにせず、なるべく早めに捨ててください。段ボール回収日まで日にちがある場合は、それまで日当たりが良くて風通しのよい場所に保管しましょう。
その④:ゴミ箱は蓋つきにする

ゴミ箱に生ゴミなどを入れておくと、ゴキブリがエサを求めて寄ってきます。蓋付きのゴミ箱を利用して、さらに生ゴミはしっかり密封して捨てるようにしましょう。
ゴミ箱をベランダに置いている家庭もありますが、これはおすすめできません。なぜなら、ベランダにゴキブリが寄ってきやすくなるからです。洗濯物を干したり取り込んだりする際に、ベランダのゴキブリが部屋に侵入してしまいますし、エアコンのドレンホースから部屋に侵入する可能性も高まるでしょう。
その⑤:換気して日光を取り入れる

先ほども述べたように、ゴキブリは暖かくて暗く湿気がある場所を好みます。
晴れた日は窓を開けて日光を取り入れ、換気しましょう。雨の日はエアコンの除湿機能を利用して湿気を減らすのもおすすめです。
ただし窓やドアを開けっ放しにしてしまうと、そこからゴキブリが入ってくる恐れがあります。網戸をしっかりしめて、隙間がないようにしましょう。
対策してもゴキブリが出る場合はプロに相談
ゴキブリが出ない家にするための対策を紹介しました。ゴキブリの侵入口を塞ぎ、清潔な環境を維持することができれば、ゴキブリが住み着きにくくなります。
ただし、引越して一人暮らしを始めたばかりの家にゴキブリがたくさん出る場合、あなたが住み始める前からすでにゴキブリが住み着いていた可能性があります。家に住み着き繁殖してしまったゴキブリを駆除するのは非常に難しいため、プロの力を借りたほうがよいでしょう。
大洋防疫研究所は、関西・関東・東海エリアでゴキブリ駆除を行っている駆除専門業者です。これまでに11万件以上のゴキブリ駆除を行っており、豊富な実績で培ったノウハウでゴキブリを1匹残らず完全駆除いたします。
ゴキブリの侵入経路を熟知しているため、今いるゴキブリの駆除はもちろん、今後ゴキブリが侵入しないための対策も徹底的に行います。ゴキブリが再発しないよう、今後どんなことに気をつけるべきか、環境改善のご提案もさせていただきます。
見積りやご相談は無料です。ゴキブリにお困りの方、ゴキブリが出ない家にしたい方は、ぜひお問い合わせください。