
黒光りしていて素早く動き、不潔なイメージのあるゴキブリ。家の中で見かけると不快に感じる方は多いでしょう。
そんなゴキブリですが、まれに人を噛むことがあります。見るだけでも嫌な気持ちになるゴキブリに噛まれるなんて、想像するだけで恐ろしいですよね。病気や感染症のリスクについても不安が生じます。
今回は、ゴキブリが人を噛む理由や噛まれるとどんな影響があるのか、またゴキブリに噛まれないようにするための対策をご紹介します。
ゴキブリが人を噛むのはなぜか?

ゴキブリは雑食で、何でも食べます。人の食事の残り物やシンクに残った生ゴミ、髪の毛や皮膚の垢、動物や虫の死骸、紙類など、さまざまなものを栄養源にしてたくましく生き延びます。
つまり、ゴキブリが人を噛む理由は、人を栄養源と認識し、食べようとしているためだと考えられます。
「人を攻撃しようとして噛むのではないか」と思う方もいるかもしれません。しかし、ゴキブリは臆病で警戒心が強い生き物で、人が近くにいることを察知すると、狭く暗い場所へ逃げます。そのため、ゴキブリが人に立ち向かって攻撃するとは考えにくいでしょう。
ゴキブリが人を噛むのはいつ?

ゴキブリに噛まれやすい時間は夜間です。
ゴキブリは夜行性で、暗い場所を好み、人が寝静まる夜間になると活発に活動します。
先ほども述べたように、ゴキブリは警戒心が強く、日中動いている人からは逃げます。しかし、就寝中の人はほとんど動かないため、ゴキブリに食べ物と認識されてしまう恐れがあるのです。
ゴキブリに噛まれると危険!その理由とは

ゴキブリに噛まれると不快なだけでなく、健康被害が起こる原因にもなるため危険です。ゴキブリに噛まれると危険な理由を2つ解説します。
重大なアレルギーを起こす可能性がある
コ゚キブリはゴミ捨て場や下水道など不清潔な環境で暮らしているため、身体の表面や体内に病原菌をたくさん保有しています。ゴキブリに噛まれることで病原菌が移り、感染症等の原因となってしまう恐れがあります。
また、ゴキブリに噛まれてできた傷口から雑菌が入り、腫れや赤みの原因となってしまうこともあるでしょう。
さらに、ゴキブリに含まれるアレルゲンが原因でアレルギーを起こしてしまうこともあります。アナフィラキシーショックが起こって呼吸困難になってしまう可能性もあり、非常に危険です。
ゴキブリが大量発生している可能性がある
ゴキブリが人を噛むケースはかなりまれです。先ほども述べたように、ゴキブリは本来臆病で人に近づかないためです。
そんなゴキブリがわざわざ人に近づいて噛もうとするのは、すでにその場所にゴキブリが大量発生していることを意味しています。大量発生してエサが足りなくなり飢えたゴキブリが、普段は食べない人のことも栄養源と認識してしまうのです。想像しただけでも恐ろしいですよね。
ゴキブリが多く生息する環境は非常に不清潔で、健康にもよくありません。ゴキブリに噛まれたら、すでにその場にはゴキブリが大量発生していると考え、速やかに駆除を行いましょう。自力での駆除は非常に難しいため、プロの駆除業者に相談することをおすすめします。
ゴキブリに噛まれたらどうしたらいいか
万が一ゴキブリに噛まれてしまったら、すぐに噛まれた箇所を流水で洗い、消毒しましょう。赤みやかゆみがある場合、清潔な布にくるんだ保冷剤で冷やすことで症状が落ち着きます。症状が引かない場合は市販薬を塗布します。
5〜6日経っても改善が見られない場合は、皮膚科を受診してください。症状が重い場合や、じんましん、息苦しさなどを感じる場合は、できる限り早く受診することをおすすめします。
ゴキブリに噛まれないようにするための対策

ゴキブリに噛まれないようにするためには、ゴキブリがいない環境をつくるしかありません。ゴキブリがいない環境にするための具体的な対策を紹介します。
ゴキブリの好む環境をつくらない
ゴキブリは湿気があって暖かく、エサとなるものが多い場所を好みます。部屋をすみずみまできれいにし、換気をこまめにして湿気を取り除くことで、ゴキブリが住み着きにくい環境を作ることができます。
ゴキブリは1滴の水で数日生き延びるといわれています。シンクや浴室についた水気はこまめに取りましょう。段ボールはすき間が多く、ゴキブリが隠れるのに便利で、さらにエサにもなります。室内に置きっぱなしにせず、すぐに処分してください。
食べ物や調味料は、冷蔵庫や蓋のある容器にしまうよう心がけてください。
ゴキブリの侵入口を塞ぐ
ゴキブリはさまざまなすき間から室内に侵入します。平たい形をしているため、たった1mmほどのすき間でも侵入してしまうことがあります。
ゴキブリの侵入を防ぐには、家じゅうのすき間を徹底的に塞ぐ必要があります。すき間ができやすい箇所と対策は以下のとおりです。
| すき間ができやすい箇所 | 対策 |
| 窓 | 網戸が破れたらすみやかに補修する経年劣化等で網戸と窓のサッシの間にすき間ができたら取り替える |
| エアコン | ドレンホースを通って侵入することを防ぐためにカバーをつける |
| 換気扇 | 換気扇のすき間から侵入するのを防ぐためにカバーをつける |
| 壁 | 壁の継ぎ目やヒビを補修する |
| 配管周り | 配管を通すために空いた穴の周りのすき間を埋める |
駆除専門業者に依頼する
ゴキブリがすでに家の中で繁殖してしまった場合、どんなに掃除や換気を心がけ、すき間を塞いでも、ゴキブリがいなくなることはほぼありません。
ゴキブリは繁殖スピードが非常に早いため、少しでも繁殖してしまえばあとは増えるいっぽうです。自力で駆除しようとしても失敗する可能性が高く、試行錯誤しているうちにさらに繁殖していきます。
ゴキブリに刺されたら、すぐにプロの業者に相談して完全駆除してもらうことをおすすめします。
ゴキブリに噛まれたら大洋防疫研究所にご相談ください

ゴキブリが人を噛むことについて解説しました。ゴキブリに噛まれるような環境では、すでにゴキブリが大量繁殖している可能性が高いと考えられます。すぐに信頼できる駆除業者に連絡して駆除してもらったほうがよいでしょう。
大洋防疫研究所は、関西・関東・東海エリアでゴキブリの駆除を行っている専門業者です。ゴキブリの駆除実績が日本トップクラスで、昭和50年の創業から今までに、11万件以上もの駆除を行ってきました。
ゴキブリの発生源や発生理由を特定し、今いるゴキブリを駆除するだけでなく、今後の発生を抑えるための対策もお任せできます。
ご相談やお見積りは無料です。「ゴキブリに噛まれたかも」と思ったら、ぜひお早めにお問い合わせください。
