
「寝る前に家の中でゴキブリを見かけて、怖くて眠れない……」こんなとき、あなたならどうしますか?
「ゴキブリは明るいところが苦手だから、電気を付けたまま寝よう」と考える方もいるでしょう。しかし、ゴキブリは本当に明るい場所が苦手なのでしょうか?
今回は、ゴキブリは本当に明るいところが苦手なのか、電気を付けたまま寝るのは果たしてゴキブリ対策になるのか解説します。
ゴキブリは明るいところが苦手
「ゴキブリは明るいところが苦手」というのは事実です。
ゴキブリは基本的に夜行性で、夜になると活発に活動します。昼間は狭くて暗く、湿気がある場所に隠れて過ごしています。一般家庭の場合、家電周りやシンクの下、下駄箱の中、エアコンの中などに住み着いています。
明るく広々とした空間は、身を隠す場所がないためゴキブリにとっては不快な環境といえます。
明るいところでもゴキブリが出るのはなぜか

ゴキブリは明るいところが苦手と知り、「ゴキブリが怖いから電気を付けて寝よう」と考えている方もいるのではないでしょうか。
電気を付けて寝ることは、ゴキブリ対策に一定の効果があります。ただし、明るければ必ずゴキブリが出ない、というわけではありません。明るいところでもゴキブリが出る可能性は十分にあります。
なぜ、明るいところでもゴキブリが出てくるのか、その理由を3つ解説します。
理由1:水や食料が足りないため
ゴキブリは本来、暗くて狭い場所に生息する習性を持っており、明るい場所にはあまり出てきません。しかし、水や食料が足りなくなると、なんとか生き延びるため、エサになるものを求めて明るい場所に出てきます。
わざわざ危険な明るい空間に出てきたゴキブリは、飢えや渇きがひどく、かなり切羽詰まった状態であると考えられます。
理由2:ゴキブリが明るい場所に慣れてしまったため
ゴキブリは敵に襲われることを警戒しており、明るく広々とした隠れ場所のない空間では身の危険を感じ、すぐに逃げていきます。しかし、明るさに慣れ、その場所に敵がおらず安全であることがわかると、明るい場所にも出てくるようになります。
理由3:明るさに強い種類のゴキブリもいる
ゴキブリの種類によっては、明るいところを怖がらないものも見られます。
一般家庭や飲食店などでよく見るクロゴキブリは、明るい場所が苦手といわれています。一方、飲食店やビルによく出るチャバネゴキブリは比較的明るさに強く、明るい場所でも普通に動き回っていることが多くあります。
部屋を明るくする以外のゴキブリ対策

明るいところでもゴキブリが出る可能性はあるため、部屋を明るくするだけのゴキブリ対策では不十分です。ここからは、今日からできるゴキブリ対策を3つご紹介します。
食べものを放置しない
ゴキブリは雑食で、人間が食べるようなものは何でも食べます。そのため、キッチンやダイニングテーブルに食べ物や水を放置しておくと、ゴキブリが寄ってきてしまうでしょう。
食事を終えたら食器をすぐに洗い、多めに作った分は冷蔵庫などにしまいましょう。生ゴミは放置せず、密封して捨てましょう。シンクの水滴もゴキブリの栄養源となってしまうため、しっかり拭きとります。
玉ねぎやじゃがいもを常温で保存しているご家庭も多いですが、ゴキブリ対策という観点から考えるとあまりよくありません。飲んだ缶ビールや缶ジュースの中身を洗浄せずそのまま放置しておくのも、ゴキブリが増える原因となるため注意しましょう。
掃除や換気をして部屋を清潔に保つ
ゴキブリは人間の食べ物や水に加え、ほこりや油汚れ、フケ、紙類などさまざまなものを栄養源にします。こまめに掃除をしてゴキブリのエサとなるものをなるべく減らすことで、ゴキブリが住み着きにくくなります。
特に部屋の隅や家電周り、水回りは暗くて湿気がありゴキブリが住み着きやすく、ホコリや汚れもたまりやすいため、忘れずに掃除しましょう。浴室の排水口にたまった髪の毛もゴキブリのエサとなるため、こまめに取り除くとよいでしょう。
また、ゴキブリはじめじめした環境を好むため、こまめな換気で湿気を取り除いてください。
ゴキブリの侵入口をふさぐ
平たい体のゴキブリは、さまざまなすき間を見つけて屋外から侵入します。たった1mmほどのすき間でも侵入できてしまうため、あらゆるすき間をふさぐ必要があります。
例えば、以下のような対策が考えられます。
- 換気扇や通気口にフィルターをつける
- エアコンのドレンホースに防虫キャップをつける
- 網戸と窓の間にすき間があればモヘアなどでふさぐ
- シンクや洗面台の排水管を通す穴の周りを専用のパテなどで塞ぐ
ゴキブリを明るいところで1匹見かけたらすでに大量発生している!

「ゴキブリを1匹見たら100匹いる」という言葉を聞いたことがあるでしょう。この言葉通り、ゴキブリを明るいところで見つけたら、すでに目立たない場所で大量に繁殖している恐れがあると考えられます。
「ゴキブリは水や食料を求めて明るいところに出てくる」とお伝えしましたが、もともとゴキブリは、水1滴で3日生き延びることができるほど飢えに強い生き物です。そんなゴキブリがわざわざ危険な明るい場所に出てくるということは、水や食料が枯渇するほどゴキブリの数が増えてしまった状態ではないか、と考えられるためです。
明るいところで1匹でもゴキブリを見つけたら大洋防疫研究所にご相談ください
ゴキブリは繁殖スピードが非常に早い害虫で、放っておくとどんどん繁殖していきます。明るいところで1匹でも見かけたら、すでに大量繁殖している恐れがあります。大量に増えたゴキブリを自力で駆除するのは困難で、ほぼ不可能といえるでしょう。
繁殖したゴキブリの駆除は、大洋防疫研究所に依頼することをおすすめします。
大洋防疫研究所は関西・関東・東海エリアでゴキブリ駆除を行うプロの害虫駆除業者です。創業からこれまでのゴキブリ駆除実績は、業界トップクラスの11万件以上。豊富な実績で培った高い技術力で、大量繁殖したゴキブリもしっかり駆除いたします。ゴキブリにお困りの方は、ぜひお早めにご相談ください。
