
オフィスや店舗にゴキブリが出ると、見た人が不快な気持ちになることはもちろん、食中毒などさまざまな健康被害の原因にもなります。店舗を訪れたお客様が口コミやSNSに情報を書き込んで広まり、信頼や売上を大きく失うことにもつながるため、早急に対処しなければなりません。
ゴキブリが出るということは、オフィスや店舗の建物に、外からゴキブリが侵入できる何らかの隙間があるということです。具体的に、いったいどこから侵入してくるのでしょうか?
今回は、ゴキブリの侵入経路について説明し、ゴキブリがいない空間にするための対策を紹介します。
店舗やオフィスの入口

ゴキブリは、人が利用する入口を通って堂々と侵入することがあります。特にオフィスや店舗は人の出入りが多く、入口ドアを開けることも多いため、一緒にゴキブリも入ってきてしまう可能性が高いでしょう。
また、ゴキブリは夜行性であり、夜になると活発に動きはじめます。店舗やオフィスが営業していない夜間は入口ドアを閉めますが、ドアとドアの接合部や、ドアの下部にわずかな隙間があると、平たい形をしたゴキブリが体をねじ込んで侵入してきてしまうのです。
ドアを閉めてもわずかな隙間がある場合は、隙間を塞ぐテープやブラシを利用しましょう。
また、夜間の照明もゴキブリの原因となります。正確には、照明によってくるほかの虫を狙ってゴキブリが近づいてしまうのです。入口付近の照明の明るさは最低限にしぼりましょう。ゴキブリが嫌うハーブでできた忌避剤を入口付近に置いておくのもよいでしょう。
また、入口にマットを敷いておくと、靴についたゴキブリの卵を払い落とすことができるためおすすめです。
窓
換気などの理由で窓を開け放していると、そこからゴキブリが侵入することがあります。窓を開ける際は必ず網戸を閉めましょう。
網戸は、室内側の窓があるほうに設置しておくのが正解です。窓を開ける際は、室内側の窓を開けましょう。逆に、室外側の窓を開けて網戸も室外側の窓のほうに設置してしまうと、窓と網戸の間に隙間ができ、そこからゴキブリが侵入する恐れがあります。
窓と網戸を正しい位置にしても隙間がある場合、網戸フレームのモヘアが劣化している可能性があります。モヘアの交換をおすすめします。
通気口や換気扇のダクト、エアコンのホース

通気口や換気扇、エアコンは屋外とつながっています。そのため、通気口や換気扇のダクト(配管)、エアコンのドレン(排水)ホースなどからゴキブリが侵入することがあります。
通気口や換気扇にはフィルターやカバーを付け、ドレンホースにはドレンキャップを付けるなどして対策しましょう。
また、エアコン室外機と室内機をつなぐ配管と壁の間に少しでも隙間があると、そこからゴキブリが容易に侵入してきます。隙間があるとエアコンの効きも悪くなりますから、パテやコーキング材でしっかり塞ぎましょう。
換気扇はできれば稼働し続けておくと、空気が常に流れて湿気がこもりにくく、ゴキブリが侵入しにくくなります。
水回り(排水口、排水管周り)

水回りはゴキブリが生きるために必要な水分が多く、水道管や換気扇から侵入しやすいため、特に注意が必要です。
排水管と、排水管を通すために床に開けた穴の間に少しでも隙間があると、床下からゴキブリが侵入します。隙間はパテなどでしっかりと塞ぎましょう。
また、ゴキブリは排水管の中に住んでいることもあります。排水管の多くはS字管になっていて水が溜まっており、虫が排水口まで上がってこないように工夫されていますが、ゴキブリは数センチの深さの水の中を泳ぐことができます。そのため、S字管にたまった水を乗り越えて排水口まで上がってくる恐れがあるのです。
洗面室や給湯室の排水口からゴキブリが出てくるなんて、想像しただけでも恐ろしいですよね。給湯室のシンクのゴミ受けに生ゴミを放置するとゴキブリが寄ってくるため、すぐに回収しましょう。また、排水口の油汚れや皮脂汚れ等もゴキブリのエサとなるため、こまめに掃除してください。
段ボールなどの搬入資材

段ボールは暖かくて湿気があり、断面に卵を産める隙間がたくさんあるため、ゴキブリにとって非常に住みやすい環境です。搬入資材として使われた段ボールを放置しておくと、断面に産みつけられた卵が孵化して繁殖してしまいます。
段ボールはなるべく早く処分することをこころがけましょう。特に食料が入った段ボールを放置すると、中の食べ物がゴキブリの被害に遭う可能性があるため、届いたら速やかに処分してください。
ベランダや屋上
ベランダや屋上には落ち葉などゴキブリのエサとなるものが多いため、ゴキブリが住み着きやすいといわれています。
ベランダや屋上を物置のように使い、めったに使わないものや季節ものの保管場所にしていると、そこにゴキブリが住み着いて卵を産んでしまう恐れがあります。なるべくものを置かないようにしましょう。
ゴキブリが出ないオフィス・店舗にするなら大洋防疫研究所へご相談ください

オフィスや店舗におけるゴキブリの侵入経路や対策を紹介しました。
ゴキブリは一度侵入してしまうとすぐに繁殖するため、自力で完全駆除することはほぼ不可能です。だからといって繁殖したまま放置していると、衛生的に問題があるだけでなく、出入りするお客様からのクレームにもつながります。
ゴキブリの駆除は、プロの駆除業者に依頼することをおすすめします。ゴキブリの生態を知り尽くした業者に依頼することで、今いるゴキブリの駆除はもちろん、発生の原因まで突き止めゴキブリが出ない空間を実現できます。
大洋防疫研究所はゴキブリ駆除実績が業界トップクラスの駆除業者です。昭和50年の創業からこれまでに、11万件以上のゴキブリ駆除を行ってきました。豊富な実績で培った技術とノウハウで、ゴキブリの完全駆除をお約束します。
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