ネズミ捕りでのネズミ駆除をおすすめできない5つの理由

自宅や事業所にネズミが出たら、なるべく早く駆除したいですよね。ネズミ捕りグッズはドラッグストアでも販売されているため、購入して駆除を試みる方もいるでしょう。

しかし、ドラッグストアで購入したネズミ捕りを使って自力でネズミ駆除を行うことは、実はあまりおすすめできません。ネズミ捕りは、ネズミ駆除の知識を持ったプロが使うには問題ないのですが、一般の方が利用するのは難しいのです。

本記事では、ドラッグストアで購入できるようなネズミ捕りでのネズミ駆除をおすすめできない理由を紹介します。

ネズミ捕りにはいくつかの種類がある

ネズミ捕りとは、ネズミを捕獲するための罠のこと。捕らえる仕組みによって、いくつかの種類に分けられます。代表的なのは、「粘着シート式」「カゴ式」「バネ式」の3種類です。

粘着シート式	粘着シートの上を通ったネズミを捕獲する仕組み
カゴ式	エサにおびき寄せられたネズミがカゴに入ってきたタイミングで蓋が閉まって閉じ込める仕組み
バネ式	エサにおびき寄せられたネズミをバネで捕獲する仕組み

ネズミ捕りを使って自力で駆除することをおすすめしない理由を5つ解説します。

ネズミは同じ道を通って移動する習性があります。ネズミの通り道のことを「ラットサイン」と呼びます。ネズミ捕りは、このラットサイン上に置くことで効果を発揮します。むやみやたらに設置しても、お金がかかるだけで意味がありません。

知識や経験が豊富なネズミ駆除のプロはラットサインをすぐに見つけられますが、一般の方がラットサインを残さずすべて把握するのは難しいでしょう。

ネズミは警戒心が強く賢い生き物ですから、見慣れないものがあるとなかなか近づきません。また、ネズミ捕りを設置する際に人間の匂いがついてしまうことも、ネズミが警戒する原因となります。

ネズミ捕りを設置したその日にすぐ捕獲できると思わず、ネズミの警戒心が解けるまで待つ必要があるでしょう。

また、時間をかけてようやく1匹捕獲しても、それ以降は全く効果がなくなってしまう場合もあります。仲間がネズミ捕りに捕まった様子を見た他のネズミが、警戒して罠に近づかなくなるためです。

ネズミは排水管や屋根裏などで生活するため、足が油やほこり、水などで汚れています。ネズミの足が汚れていると、粘着シートタイプのネズミ捕りの粘着力が弱まり、逃げられてしまうことがあります。

また、大きめのドブネズミやクマネズミは力が強いため、罠に引っかかっても自力で脱出してしまうことがあります。

ネズミ捕りでネズミを駆除したら、罠に引っかかったネズミの死骸を処理しなければなりません。ネズミの死骸を近くで見たり触ったりすることが苦手で、精神的な苦痛を感じる方も多いのではないでしょうか。

また、ネズミ捕りで捕らえたネズミがまだ生きており、死ぬまでに数日かかることもあります。生きたまま捕らえられたネズミを死なせるのも、弱って死ぬまで待つのもつらいですよね。

ネズミには病原菌がたくさんついており、触れることで感染症になってしまう危険性もあります。だからといって、死骸を放置したままだとウジやダニがわいて非常に不潔です。

さらに、ネズミ駆除後に忘れてはならないのが、ネズミが通った道をくまなく掃除・消毒すること。ネズミは病原菌をまき散らしながら移動するため、ネズミだけでなくネズミの通った道も非常に不潔です。ネズミの通った道を把握してすべて掃除するのは一苦労でしょう。

ネズミが住みつく原因を解決しなければ、いくらネズミ捕りでネズミを駆除してもきりがありません。

ネズミが侵入できる穴やすき間を塞がなければ、また新たにネズミが入ってきてしまいます。ネズミのエサとなる食料が放置されているなど、ネズミが住みつきやすくなる原因を排除しなければ、いくら駆除しても増え続けるでしょう。

ネズミ捕りでのネズミ駆除をおすすめできない理由を説明してきました。豊富な知識や経験が無ければ、ネズミ捕りを利用してネズミを駆除するのは難しいでしょう。

ネズミを見つけたら、すぐにネズミ駆除の専門業者に相談することをおすすめします。プロのネズミ駆除業者は、ネズミの通り道や侵入口を残さず把握し、適切な駆除を行います。危険で精神的にも苦痛な死骸の回収や清掃・消毒もすべておまかせできます。

大洋防疫研究所は、ネズミ駆除の専門業者です。昭和50年の創業からこれまでに、13万件以上のネズミ駆除を行っており、多くのお客様から満足の声をいただいてきました。長年の実績により積み上げたノウハウで、他社では難しい現場のネズミ駆除も承ります。

ネズミを見つけたら、ぜひお早めに大洋防疫研究所にお問い合わせください。見積りや現地調査は無料で、見積り以上の金額になることはございませんので、ご安心してご連絡いただけたらと思います。