寒さや飢えに弱いネズミは、あたたかくてエサのある場所に侵入して巣をつくり、住み着きます。つまり、家や事業所にネズミの巣があったら、そこにはネズミが住み着いているということです。被害が出る前に、速やかに駆除する必要があります。

今回は、ネズミの巣がどんな見た目をしており、どこに巣をつくるのか解説します。ネズミの巣を見つけたときの対処法についても解説しているので、「これってネズミの巣?」と不安を感じている方はぜひ参考にしてください。

ネズミの巣はどんな見た目をしている?

ネズミは、これという決まったもので巣をつくるわけではなく、身近にあるものを何でも巣の材料として利用します。鳥の巣に似ていますが、もう少し乱雑な見た目をしているのが特徴です。

例えば、以下のようなものがゴミの山のように積まれた場所を見つけたら、それはネズミの巣である可能性が考えられます。

  • 枯葉
  • 小枝
  • 古新聞
  • 段ボール
  • ティッシュ
  • 布類
  • 断熱材のかけら
  • ビニール

また、庭や床下に穴を掘り、そこを巣として住み着くネズミもいます。

ネズミが巣をつくるのはなぜ?

ネズミが巣をつくる理由として、以下のようなことが考えられます。

  • 繁殖するため
  • 寒さから身を守るため
  • 寝るためのベッドとして
  • エサを保管するため

なかでも最も大きい理由は「繁殖するため」です。急激に数が増えることを「ネズミ算式に増える」といいますが、ネズミは繁殖力が高く、放っておくとどんどん増えていきます。

ネズミは3ヶ月に1度、5匹から9匹ほどの子どもを産み、つくった巣で子どもを育てます。さらに、子どもも3ヶ月程度であっという間に成獣になります。

ネズミの数が増えると健康被害や住宅の損傷、火災や水漏れなどさまざまな被害をもたらします。ネズミの巣を見つけたらすぐに対処する必要があるでしょう。

ネズミの巣はどこにある?

住宅や事業所に巣をつくるネズミは、ドブネズミ、ハツカネズミ、クマネズミの3種類です。ネズミの種類によって巣をつくる場所が異なります。それぞれどこに巣をつくるのか見ていきましょう。

ドブネズミの巣がある場所

ドブネズミは、体長22~26センチ程度で、ハツカネズミやクマネズミと比べて体が大きいネズミです。泳ぐのが得意で、下水道に住み着いていることもあります。高い所は苦手で、湿気のある場所や低いところに巣をつくるという特徴があります。

<ドブネズミが巣をつくる場所>

  • 水回り
  • 厨房
  • 家電家具の下や裏
  • 床下
  • 庭の土 など

ハツカネズミの巣がある場所

ハツカネズミは体長6~10センチ程度の小さいネズミです。小さな体を活かしてさまざまなすき間から侵入し、ほかのネズミが入れないような場所にも巣を作ります。

<ハツカネズミが巣をつくる場所>

  • 家具のすき間
  • 庭や物置
  • 田畑 など

クマネズミの巣がある場所

クマネズミはすばしっこく、学習能力が高いネズミです。警戒心が強いため、特に駆除が難しいといわれています。高所が得意で、天井裏に住み着くことがよくあります。都市部のマンション内やビル内にいるネズミの多くが、このクマネズミだといわれています。

<クマネズミが巣をつくる場所>

  • 屋根裏
  • 天井裏
  • 壁の中 など

これはネズミの巣?判断に迷ったら

「ネズミの巣らしきものを見つけたけど、判断に迷っている……」そんな方は、周囲にラットサインがあるかチェックしてみてください。ラットサインは、その名の通りネズミが残す痕跡のこと。近くにラットサインがあれば、ネズミの巣である可能性が高いでしょう。

ネズミは毎回同じルートを通って移動し、エサを調達して巣に持っていきます。壁際やすき間にすすのような黒っぽい汚れがあり、それがだんだん目立つようになっていくのであれば、それはラットサインで、ネズミがそこを通って移動していると考えられます。

また、ネズミの巣らしきものの周りに1㎝ほどの黒いパラパラとした糞が落ちているのも、ラットサインの一つです。

ネズミの歯は伸び続けるため、周りにある硬いものをかじって歯を削る必要があります。柱や壁、コードなどがかじられていたら、ネズミが住み着いている可能性が高いでしょう。

ネズミの巣を見つけたらどうすればいい?

先ほども述べたように、ネズミは繁殖するために巣をつくります。そのため、巣を放置しておくと、どんどんネズミが増えてしまいます。ネズミの巣を見つけたら、すぐに撤去しなければなりません。

ネズミの巣にはサルモネラ菌やレプトスピラ菌などの病原菌、ノミやダニなどの害虫がたくさんついており、触ったり空気中の菌を吸い込んだりしてしまうと危険です。撤去作業をする際には、マスクや手袋をしっかりつけて、病原菌を吸い込まないように注意して行いましょう。

撤去したあとは周囲をしっかりと消毒してください。

ネズミの巣の撤去はプロに依頼するのがおすすめ

ネズミの巣はすぐに撤去すべきですが、病原菌や害虫がたくさんついているため、安易に触れると病気になってしまう恐れがあります。また、ネズミの巣だけ撤去しても、ネズミが家の中に住み着いたままだと、また新たな巣を作り、繁殖してしまうでしょう。

再発を防ぎたい方は、ネズミの巣の撤去をプロの駆除業者に依頼することをおすすめします。プロの駆除業者なら、ネズミの巣を撤去するだけでなく、残ったネズミの駆除や再発防止対策も行います。

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