ノミといえば、犬や猫などのペットに寄生するというイメージをお持ちの方が多いでしょう。しかし、ペットを飼っていない家でノミが繁殖することがあります。いったいなぜでしょうか?

今回は、ペットがいない家にノミが発生する原因と、発生させないための対策についてご紹介します。

ペットがいない家にノミが発生するのはなぜ?

ペットを飼っていなくてもノミが発生することはあります。なぜノミが発生するのか、考えられる原因を紹介します。

天井裏や床下に野生動物が住み着いている

ノミは猫や犬などのペットだけでなく、さまざまな生き物に寄生します。

夜になると、天井裏や床下から物音がすることはありませんか?もしかしたら、ネズミ、イタチ、ハクビシン、コウモリなどの野生動物が家に住み着いているかもしれません。

これらの野生動物にノミが寄生することで、室内にもノミが侵入し、繁殖してしまうのです。

なお、イタチ、ハクビシン、コウモリなど、動物によっては一般の方が勝手に駆除してはいけないと法律で定められている動物もいるため、注意が必要です。

野鳥が家に巣をつくっている

ノミは鳥にも寄生します。

ノミに寄生された野鳥が家の軒下やベランダ、換気扇などに巣をつくって住み着くことがあります。その鳥が巣立つと、残されたノミは新たな寄生先を求めて室内に侵入してしまいます。

鳥の巣のなかに卵やヒナがいる場合、許可なく勝手に除去すると法律違反となり、懲役や罰金が課せられてしまいます。

物置や車庫の荷物にノミがついている

物置や車庫などに野生動物が侵入し、置いてあったガーデニング用品や車用品、キャンプ用品、使わない家具などに動物に寄生していたノミがつくことがあります。

それらの荷物を室内に入れたときに、ノミも一緒に室内に入ってしまい、繁殖してしまうのです。

人の靴や衣類にノミがつく

野生動物だけでなく、人が室内にノミを持ち込むこともあります。草むらなどを歩いたときに靴下やズボンの裾などにノミがつき、帰宅後そのままの服装で過ごすことにより、室内でノミが繁殖してしまうのです。

家でノミを発生させない方法はある?

ノミはとても小さくさまざまな場所に潜んでいるため、確実にノミを持ち帰らない方法は残念ながらありません。ここでは、自宅でのノミ発生を少しでも抑えるためにできることを紹介します。

靴や服を払ってから家に入る

外から帰ったら、家に入る前に靴や服を払う習慣をつけましょう。家になるべくノミを持ち込まないようにすることで、繁殖を防ぐことができます。

室内をこまめに掃除する

ノミの成虫は人や動物の血液をエサとしますが、幼虫はホコリや食べ物のカスなどの有機物を食べて大きくなります。

部屋の掃除をこまめに行い、ノミのエサとなるものを減らすことで繁殖を防ぎましょう。部屋の隅や家具の裏などはホコリがたまりやすく、暗くてノミが繁殖しやすいため、すみずみまでしっかり掃除してください。

こまめに換気・除湿をする

ノミは湿度50%以上の暗い場所を好み、活発に活動します。こまめに部屋の換気を行い、ノミが繁殖しにくい環境にしましょう。除湿器やエアコンの除湿モードを使うのもおすすめです。

自宅で繁殖したノミを自力で駆除するのは難しい!

家でノミが繁殖するのを抑える方法について説明しましたが、すでにノミが繁殖してしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。

まず思いつくのは、駆除剤を購入して自力で駆除する方法です。ホームセンターやネット通販で、ノミ用の駆除スプレーや燻煙剤を購入することができます。しかし、市販の駆除剤は、残念ながらノミの成虫にしか効果がありません。

すべてのノミのなかで成虫の割合はたったの5%で、あとは卵やさなぎ、幼虫だといわれています。市販の駆除剤でノミの成虫を駆除しても、ほとんど意味がないのです。

そもそも、ノミが発生した原因を解決できていないと意味がありません。野生動物が天井裏に住み着いたことが原因なら、まずは野生動物を追い出さないと、何度ノミを駆除しても再発してしまいます。

ノミ繁殖の原因を特定し、野生動物もまとめて駆除できる害虫・害獣駆除業者に依頼するのがおすすめです。

ノミにお困りの方は大洋防疫研究所におまかせください

大洋防疫研究所は、害虫・害獣を駆除する専門業者です。昭和50年の創業からこれまでに、2,200件以上のノミ駆除に対応してまいりました。経験豊富な施工で、他社では駆除できなかったノミも完全駆除が可能です。

今家にいるノミを駆除するだけでなく、ノミが発生する原因を突き止め、根本から対処します。家に住み着いてしまった野生動物(イタチ、ハクビシンなど)の駆除も承っています。ノミにお困りの方は、ぜひお早めに大洋防疫研究所にご相談ください。