ベッドや布団の周りに多く棲みつき、寝ている人を吸血するトコジラミ。刺されると眠れないほどのかゆみを引き起こし、日常生活に支障が出る人も多いようです。1日に5~6個ほどの卵を産み、すぐに繁殖してしまうため、早めの対処が必要です。
しかし、トコジラミの駆除の仕方が分からない人は多いでしょう。トコジラミが付いた布団や衣類を洗濯すれば、駆除できるのでしょうか?
トコジラミは洗濯では死なない
残念ながら、トコジラミは洗濯するだけでは死滅しません。洗濯機を回したり、水で手洗いしても、卵や成虫は洗濯物にくっついたまま生き残ります。
トコジラミの弱点は「熱」です。下記の温度を一定時間キープすることで、トコジラミを死滅させることができます。
・50℃で30分以上
・80℃で5分以上
・100℃で数秒以上
注意していただきたいのは、対象物の中心までこの温度を保つ必要があること。分厚い布団や衣類の場合、中心部に熱が入りにくいため注意してください。
トコジラミを駆除する方法はある?
トコジラミの弱点は「熱」とお話しました。では、熱を使ってトコジラミを自力で駆除する具体的な方法はあるのでしょうか?
熱を使って駆除する方法は、あるにはあります。しかし、どの方法にもデメリットがあり、失敗することもよくあります。
ここからは熱を使って自力でトコジラミを駆除する方法を紹介していきますが、完全に駆除したいのであれば、プロの駆除業者に依頼すべきでしょう。
熱湯に浸ける
衣類やシーツなどを一定の時間熱湯につけることで、トコジラミを効果的に駆除できます。しかし、対象物の中心まで熱が入らなかったり、お湯の温度をキープできなくて失敗することも多いです。
例えば、先ほど「80℃で5分以上をキープするとトコジラミは死滅する」とお話しましたが、たんに80℃の熱湯に対象物を浸けるだけでは、浸けている間に温度が下がってしまいます。また、分厚い布団や枕などは、中心部までなかなか熱が入らないでしょう。
畳やベッド、マットレスなど大きいものは、そもそも丸ごと熱湯に浸けるのは不可能です。
高温のアイロンやスチーマーを当てる
高温のアイロンやスチーマーを当てることで、対象物が高温になり、トコジラミを死滅させることができます。
しかし、枕やマットレスなど厚手のものにアイロンやスチーマーを当てても、中心部まで熱が通りません。表面に熱が通っても、トコジラミが熱の通ってない箇所に逃げてしまうのです。
高温乾燥機にかける
自宅で大きい寝具などにまんべんなく熱を当てるのは困難です。コインランドリーにある大型の高温乾燥機を利用すれば、衣類やかけ布団はもちろん、敷布団など分厚い寝具も高温乾燥させることができて便利です。
しかし、コインランドリーに寝具を運ぶ際には、十分に注意しなければなりません。車の中やコインランドリーの店内などにトコジラミをまき散らし、被害を拡大させてしまう恐れがあります。
直射日光に当てる
トコジラミは熱で死滅するため、晴れた日に寝具などを天日干しすることで繁殖を防ぐことができるといわれます。しかし、トコジラミは寝具の奥の日の当たらない箇所に逃げてしまうことがほとんどですから、実際のところあまり効果はありません。
殺虫剤はトコジラミの卵には効果がない?
トコジラミを熱で駆除する方法について紹介してきましたが、どの方法も自力では難しく、失敗する可能性も高いです。
熱を使った駆除のほかに、殺虫剤を使用して駆除する方法も考えられます。
しかし、トコジラミの卵には殺虫剤が効きません。殺虫剤で成虫のトコジラミを駆除しても、残った卵は孵化します。孵化したトコジラミがまた卵を産み、どんどん増えていくのできりがありません。
最近では、成虫でもピレスロイド系の殺虫剤に耐性を持った個体「スーパートコジラミ」が増えています。殺虫剤でトコジラミを駆除するのも難しいといえるでしょう。
トコジラミを見つけたら早めに専門業者に駆除を依頼するのがおすすめ
トコジラミは洗濯だけでは死滅しません。また、熱や殺虫剤で駆除する方法もデメリットが多く、自力で駆除するのは難しいといえるでしょう。
トコジラミは繁殖スピードが非常に早い生き物です。「なんとか自力で駆除しなければ」とあれこれ試しているうちに、どんどん被害が拡大し、取り返しのつかないことになってしまいます。トコジラミを見つけたら、すぐにトコジラミ駆除業者に依頼するのがベストでしょう。
大洋防疫研究所は、トコジラミの駆除実績が日本一の駆除専門業者です。設立からこれまでに、3000件を超えるトコジラミ駆除をおこなってきました。豊富な経験で培ったノウハウで、殺虫剤が効かず駆除が難しいスーパートコジラミも、完全駆除をお約束します。
見積りは無料で承っており、見積り以上の金額にはならないため、ご安心ください。トコジラミの被害にお困りの方や「これってトコジラミかな?」と思った方は、ぜひお早めに大洋防疫研究所にお問合せください。