自宅やホテルの寝室周りに住み着き、寝ている人を吸血して強烈なかゆみをもたらすトコジラミ。テレビやネットのニュースで名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
そんなトコジラミを自宅で発見したら、どうしたらよいのでしょうか。「ゴキブリは1匹見つけたら100匹いる」と言われることがありますが、トコジラミも同じでしょうか。それとも、1匹くらいであれば放置しても問題ないのでしょうか。
トコジラミを1匹見つけたら、何匹もいる可能性が高い
結論から申し上げますと、部屋でトコジラミを1匹見つけたら、その部屋にはすでに何匹もいる可能性が高いと思われます。
夜行性のトコジラミは、昼間は目立たなくて発見しづらい狭い場所に身を潜めています。そんなトコジラミが目に見える場所に出てきているということは、他に何匹も隠れていると考えておいた方がよいでしょう。
トコジラミを放っておくとすぐに増える
トコジラミの特徴の一つとして、非常に繁殖スピードが速いことが挙げられます。
トコジラミは毎日5〜6個、生涯で200〜500個の卵を産みます。なんと、一度でも交尾すれば、その後はずっと卵を産み続けることができます。卵は1週間で孵化し、1〜3ヶ月で成虫になります。よって、自宅に交尾したメスを1匹でも持ち込んでしまうと、大量に卵を産んで爆発的に数が増えてしまうのです。
部屋にトコジラミが数匹しかいなかった場合でも、それを少し放置しただけで大量発生してしまいます。すぐに駆除をおこなう必要があるでしょう。
冬にトコジラミの被害がおさまっても、春になるとまた再発する
トコジラミは暖かい季節になると活動が活発になります。冬になると被害がおさまるため「全滅したのではないか」と思う人もいるかもしれません。しかし、残念ながら、春が来るとまた被害が再発します。
なぜなら、トコジラミは非常に飢餓に強い生き物だからです。一度吸血すると、なんと6ヶ月以上絶食状態でも生き続けることができます。気温の低い冬になると、なるべくエネルギーを使わないよう、活動量をおさえてじっと隠れています。
「冬が来て被害が減ったからもう大丈夫」と安心せず、隠れているトコジラミを残さず駆除する必要があるでしょう。
トコジラミを発見したらどうしたらいいか
部屋でトコジラミを1匹見つけたらすでにたくさん隠れている可能性が高いこと、放置しているとすぐに繁殖してしまうことを説明しました。では、部屋でトコジラミを発見したらどうすればよいのでしょうか。
トコジラミの駆除専門業者に直ちに相談
トコジラミを見つけたら、直ちに駆除しなければなりません。しかし、自力で駆除するのはほぼ不可能です。トコジラミの駆除をおこなっている専門業者に依頼してください。
インターネットで検索するとさまざまな駆除業者がヒットします。下記のポイントを参考に業者を選ぶとよいでしょう。
・トコジラミの駆除実績が豊富な駆除業者
・見積りを無料でしてくれる駆除業者
・見積り以上の金額にならないと約束してくれる駆除業者
・再発時の保証がある駆除業者
<トコジラミを自力で駆除するのが不可能な理由>
トコジラミは日中、暗く狭い場所に隠れています。平たい形をしているため、ほんのわずかなすき間にも入り込むことができるトコジラミ。そんなトコジラミの隠れ場所をすべて見つけ出して駆除するのは困難でしょう。
また、トコジラミの卵は1mm程度の大きさで、目視で探すのが困難です。また、卵には殺虫剤が効きません。もし殺虫剤でトコジラミをすべて駆除したとしても、卵が残っていたら1週間ほどで孵化し、再び繁殖します。
さらに、近年は成虫でも、市販のピレスロイド系殺虫剤に耐性を持ったトコジラミが増加しています。「トコジラミ用」と書いてある殺虫剤でも効かないため、非常にやっかいです。
見つけたトコジラミを捕獲する
トコジラミ駆除業者が来るまでの応急措置として、見つけたトコジラミを掃除機で吸い取るか、ガムテープなどで捕獲します。掃除機の中でトコジラミが繁殖してしまう可能性があるため、吸い取ったゴミはすぐ密閉して捨ててください。
余裕があれば、1匹だけ残して蓋つきの瓶などにいれておくと、業者に説明するときに便利です。ただし、トコジラミは吸血する虫ですから、感染症を防ぐためにも素手では触れないようにしてください。
なお、市販のピレスロイド系燻煙剤を使うのはNGです。ピレスロイド系燻煙剤は、耐性のついたトコジラミには効果がないだけでなく、その場から逃げ出してかえって生息範囲を広げてしまうことになります。
トコジラミが発生した部屋に冷房をかける
トコジラミは、寒くなると動きが鈍くなります。トコジラミが発生した部屋にエアコンがあれば、できるだけ低い温度の冷房をかけておくことで、繁殖スピードを抑えられるでしょう。
発生した部屋の出入りを避ける
駆除業者が来るまで、トコジラミが発生した部屋の出入りはなるべく避けたほうがよいでしょう。部屋を出入りするときに、トコジラミが衣類やものにくっついて別の部屋にまで持ち込まれる可能性があります。トコジラミが住み着いた部屋数が多ければ多いほど、駆除費用が多くかかってしまいます。
トコジラミはわずかなすき間からも侵入できますから、トコジラミが発生した部屋の扉にすき間があれば、テープなどで封鎖しておくことをおすすめします。
トコジラミを1匹でも見つけたら、すぐに大洋防疫研究所にご相談ください
トコジラミを発見したら、すぐに駆除業者に相談することをおすすめします。
「1匹だけなら問題ないだろう」と放っておくのはNGです。トコジラミは繁殖力が非常に高いため、少し放置するだけであっという間に数が増え、駆除が困難になってしまいます。1匹でも見つけたら、早めに駆除業者に依頼した方が費用も安く済みます。
大洋防疫研究所は、トコジラミ駆除実績が日本一の駆除専門業者です。昭和50年の創業からこれまでに、3,000件以上ものトコジラミ駆除をおこなってきました。
相談・見積りは無料で、見積りを超える金額になることは決してございません。さらに、事業者は1年、一般家庭は5年の再発時保証がついていますから、安心してご依頼いただけます。ぜひお早めに大洋防疫研究所にご相談ください。