寝ている人を吸血し、眠れないほどのひどいかゆみをもたらすトコジラミ。近年ニュースやSNSで話題となっていることもあり、その名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
トコジラミは夏場に多く見られ、冬場は被害が少なくなる傾向にあります。この記事では、トコジラミが活発に活動する条件や、冬場のトコジラミの様子などについて紹介します。
トコジラミが活発に活動するのは夏場
トコジラミは暖かくて湿度がある場所を好みます。具体的には気温25~30度、湿度50~70%の環境下で特に活発に活動します。日本では、6月から9月頃に被害が増える傾向にあります。
ただし、現代の日本の住宅や宿泊施設は一年中空調が保たれており暖かいため、冬でもトコジラミが活動しやすい環境となっています。
トコジラミは寒さに強く冬を越せる
冬になるとトコジラミの被害が減りますが、姿を見なくなっても死滅したわけではありません。トコジラミは寒さに強い生き物で、0℃の環境下でも6ヵ月以上生きられます。そのため、日本の冬を越すことができるのです。
また、トコジラミは飢餓にも強い生き物です。冬場は狭くて人目につかない場所にじっと身を潜めて、なるべくエネルギーを使わないようにして過ごします。こうすることで、エサとなる血液を長時間摂取しなくても生きることができるのです。
一度吸血すると、なんと3ヶ月以上も飲まず食わずで生き続けます。個体によっては1年以上絶食状態で生きられるトコジラミもいるとのこと。驚くべき生命力ですよね。
トコジラミを放っておくとあっという間に増えて危険
先ほど説明したように、トコジラミは日本の冬を越すことができます。
夏場トコジラミに悩まされていたものの、気温が下がるとともに被害が減ったため「自然といなくなったのだろう」と安心して放っておく方がいるかもしれませんが、これは危険です。冬を越えて春が来ると、隠れて生き続けていたトコジラミがまた活発に活動を始めるからです。
トコジラミの寿命は1~2年ですが、その間に200個~500個の卵を産み、爆発的に繁殖します。トコジラミが発生したら、被害が少ないうちに駆除業者に頼んで駆除しないと、どんどん繁殖して取り返しのつかない数になってしまうでしょう。
トコジラミはこんな場所に隠れている
冬場のトコジラミは人目につかない場所でじっとしていると説明しましたが、具体的にはどこに隠れているのでしょうか?
ここからは、部屋の中でトコジラミが隠れがちな場所を紹介します。
トコジラミが潜む場所 | チェックすべきポイント |
ベッド・寝具 | ・ベッド本体とマットレスのすき間 ・マットレスや敷布団の縫い目 ・シーツや枕の折り重なった部分 ・ベッドの裏 ・ベッドのパーツのつなぎ目 |
和室 | ・畳と畳のすき間 ・ふすまの隅 ・障子の隅 |
ソファ | ・背もたれと座面のすき間 ・脚と座面のつなぎ目 |
クローゼット | ・奥や隅 |
タンス | ・引き出しの奥や隅 ・タンスの裏 |
コンセント差込口 | ・コンセント差込口のカバーを外した内部 |
書籍 | ・本とカバーのすき間 ・本棚の奥や隅 |
これらの場所をチェックして下記のようなトコジラミのサインを見つけたら、早めに駆除業者へ相談することをおすすめします。
- トコジラミの成虫(赤褐色で平らな形をしている5~8mmほどの虫)
- トコジラミの血糞(黒っぽいシミの跡)
- トコジラミの卵(1㎜程度の白くて細長い卵)
トコジラミを見つけたら大洋防疫研究所にご相談ください
トコジラミの活動時期や隠れ場所について解説してきました。
トコジラミは繁殖スピードが早く、日本の冬を越すことができるため、放置して自然と減ることはありません。1匹でも残っていればその1匹が大量に卵を産んでまた繁殖するため、自力での駆除はほぼ不可能といえるでしょう。トコジラミを1匹でも見つけたら、すぐに駆除のプロに相談してお任せするのがベストといえます。
トコジラミの駆除はプロでも非常に難しいため、業者を選ぶ際にはトコジラミの駆除実績が十分にあるかチェックすることをおすすめします。
大洋防疫研究所は、トコジラミの駆除実績が3,000件で日本一の駆除専門業者です。さまざまな現場に対応するなかで培った豊富な技術を活かして、トコジラミの完全駆除をお約束します。
業界最長の保証もついていますので、万が一再発した際にも安心です。トコジラミを見つけたら、ぜひお早めにご相談ください。