近年、ニュースやSNSで話題になることも多いトコジラミ。刺されると眠れないほどの強いかゆみが起こり、駆除も非常に難しいことから、やっかいな害虫といわれています。ペットを飼っている方は、大切な愛犬や愛猫などへの影響も気になるのではないでしょうか。
本記事では、トコジラミは犬や猫にも被害を与えるのか、またペットをトコジラミから守るにはどうしたらいいのか解説します。
トコジラミは犬や猫などのペットも吸血する
トコジラミは血液のみを栄養源として生きていますから、吸血しないと生きていけません。そのため、人間だけでなく、犬や猫、鳥といったペットも吸血することもあります。家でトコジラミを見つけたら、ペットが被害に遭っていないかも確認するようにしましょう。
トコジラミは人間の腕や足など服で隠れていない箇所を中心に吸血しますが、犬や猫の場合は、毛が少ないお腹などを吸血することが多いです。
犬や猫がトコジラミに刺されたらどんな症状が出るのか
犬や猫がトコジラミに刺されたら、人間と同じようにアレルギー反応が起こり、強いかゆみに襲われます。耐えられないほどの強烈なかゆみですから、トコジラミに刺されたペットは強いストレスを感じる可能性が高いでしょう。
ペットはトコジラミに刺されたことを言葉で伝えることができませんから、飼い主が日頃から様子を見守り、普段と異なる行動をしていないかチェックするようにしましょう。ペットが身体の同じ箇所をずっと掻いていたり、しきりに床に身体をこすりつけていたら、トコジラミに刺されているかもしれません。
犬や猫はどこでトコジラミに刺される?
トコジラミは基本的に屋内に潜んでいますから、ほとんどの場合、犬や猫などのペットがトコジラミに刺されるのは自宅内です。また、ペット可能な飲食店や宿泊施設に連れて行ったときに刺されてしまうこともあります。
そもそも、トコジラミはホテルや旅館、電車、学校、病院、飲食店などから人の衣類や荷物に潜り込み、自宅に侵入して繁殖します。また、外出先でペットにくっついて持ち込まれる場合もあります。
屋外を散歩するだけであれば、トコジラミの被害を受ける可能性はほぼ無いでしょう。しかし、屋外にはノミやマダニなど、ペットに被害を及ぼす他の害虫がいます。草むらや茂みの多い場所を散歩する際は、特に気を付けるようにしましょう。
犬や猫などのペットをトコジラミから守る対策
ペットもトコジラミの被害を受ける可能性があるとわかりました。では、大切なペットをトコジラミから守るにはどうしたらよいのでしょうか?
トコジラミを自宅に持ち込まないようにする
ペットがトコジラミに刺されるのは大半が自宅ですから、まずは人が自宅にトコジラミを持ち込まないように注意しなければなりません。
トコジラミは荷物や服に潜り込んで自宅に持ち込まれますから、外出したら、衣類や荷物、ペットの身体をはらってから自宅に入ることを心がけましょう。
トコジラミはツルツルした場所ではうまく進めません。外出先から帰ったら、荷物をいったん浴槽などトコジラミが登れないツルツルした箇所に置き、トコジラミを持ち込んでいないかチェックしてから片付けるとよいでしょう。
外出先で着用していた衣類は早めに洗濯してください。トコジラミは熱に弱いため、高温乾燥までできるとベストです。
ノミ・マダニ対策をしっかりおこなう
犬や猫が被害を受けやすい代表的な害虫として、ノミやマダニが挙げられます。定期的に動物病院で駆除薬を投与してもらうなど、ペットのノミ・マダニ対策を実施している方は多いのではないでしょうか。
ノミ・マダニ対策を行うことで、トコジラミ対策にもつながるといわれています。2021年に発表された論文「Insecticidal efficacy of afoxolaner against bedbugs, Cimex lectularius, when administered orally to dogs」によると、ノミ・マダニ駆除薬のネクスガードを投与することで、犬に付くトコジラミの数が減ったという結果が出ています(ただし効果は不安定で、はっきり立証されているわけではありません)。
また、そもそもペットがかゆそうにしている様子を見ただけでは、トコジラミに刺されているのか、はたまたノミやマダニに刺されているのか判断がつかないでしょう。まずは基本的なノミ・マダニ対策をしっかり行うようにしましょう。
ペットがトコジラミに刺された!どうすればいい?
トコジラミは小さい虫ですから、どんなに気を付けていても自宅に持ち込んでしまうことはあります。自宅にトコジラミを持ち込んでしまい、ペットが被害に遭ってしまったらどうしたらよいのでしょうか?
動物病院で診察してもらう
ペットがかゆそうにしており、トコジラミに刺されたことが疑われる場合、早めに動物病院で診察を受け、薬を処方してもらいましょう。
トコジラミによる強いかゆみは、ペットにも大きなストレスを与えます。また、搔き壊すことで皮膚に傷が付いてそこから細菌が入り、感染症になってしまう危険性もあります。
プロに駆除を依頼する
ペットがトコジラミに刺されたということは、自宅にトコジラミが生息している可能性が高いということです。むしろ逆に、自宅でトコジラミを見つけて、ペットがかゆそうにしていたことで、ペットがトコジラミに刺されたと気づく方が多いのではないでしょうか。
せっかく動物病院で治療を受けても、自宅にトコジラミが生息したままだとまた被害に遭ってしまいます。早めに完全駆除しなければなりません。
しかし、やっかいなことに、トコジラミは非常に駆除が難しい害虫で、自力で駆除するのはほぼ不可能です。一般の方が自力で駆除しようとすると、失敗してむしろ生息範囲を広げてしまう危険性もあります。
トコジラミは繁殖スピードが非常に早い害虫ですから、自宅で一匹でも見つけたら、すぐにプロの駆除業者に相談して、駆除を依頼することをおすすめします。
大洋防疫研究所は、ペットに配慮した施工でトコジラミを完全駆除します
トコジラミは人だけでなくペットも吸血し、被害を及ぼします。大切なペットを守るために、自宅でトコジラミを発見したらすぐにプロの駆除業者に駆除をお願いしましょう。
インターネットで調べるとさまざまな駆除業者がヒットしますが、なかにはトコジラミ駆除に慣れていない業者もいます。駆除を依頼する際には、トコジラミの駆除実績が豊富な業者を選びましょう。
大洋防疫研究所は、トコジラミ駆除実績が3,000件で日本一の害虫駆除業者です。さまざまな現場で駆除を行ってきた経験と高い技術力で、トコジラミの完全駆除をお約束いたします。
安全性が高い薬剤のみを使用して駆除を行っておりますが、ペットがいる場合は事前見積りの際にお知らせください。大切な家族の一員であるペットに配慮して作業させていただきます。