ニュースやSNSなどで近年よく耳にするようになった「トコジラミ」。虫に刺された痕を見つけて「もしかしてトコジラミに刺されたのかも」と怖い思いをした方もいるかもしれません。実際にトコジラミに刺されると、どのような症状が出るのでしょうか?蚊など、ほかの虫に刺されたときの症状と区別できるのでしょうか。
今回は、トコジラミに刺された場合の症状や対処法について解説していきます。
トコジラミに刺されたときの症状

トコジラミに刺されると、おもに以下のような症状が起こります。
- 手足や首に赤い痕ができる
- 非常に強いかゆみが起こる
- 発熱する
手足や首に赤い痕ができる
トコジラミは寝ている人を狙って、服で隠れていない箇所を吸血します。朝起きたときに、手足や首などの肌が露出している箇所に赤い斑点のような痕があると、トコジラミに刺された可能性が考えられます。
また、トコジラミは吸血時間が長く、5分から10分ほどかかるのが一般的です。吸血されている人が途中寝返りなどで動くとトコジラミの位置がずれますが、そのずれた場所でまた吸血を再開します。そのため、トコジラミの刺された痕は1か所ではなく、広範囲にたくさん広がっていることが多いです。
トコジラミに刺された痕は、蚊に刺されたときよりも長時間続きます。人にもよりますが、1~2週間痕が残るケースもよくあります。
非常に強いかゆみが起こる
トコジラミに刺されると、アレルギー反応によりかゆみが生じます。かゆみは非常に強く、蚊に刺されたときとは比べものになりません。市販のかゆみ止めが効かないほどです。
眠れないほどのかゆみや、我慢できずかき壊してしまうほどのかゆみが続く場合、トコジラミに刺された可能性が考えられるでしょう。
発熱する
トコジラミのアレルギー反応によって、発熱することもあります。ただし必ず発熱するわけではなく、個人差があります。
トコジラミに初めて刺されたときは症状が出ないこともある
トコジラミの症状はアレルギー反応ですが、アレルギー反応ははじめのうちは症状が出ないか、症状が出るまでに数日かかることがあります。
トコジラミに刺されたときも、最初は症状が見られませんでしたが、その後連日刺されていくうちに数時間で症状が現れるようになるケースが多いようです。
トコジラミに刺されることによる悪影響
トコジラミに刺されることで、赤い痕やかゆみなどの症状が起こることを説明しました。さらに、それらの症状が引き起こす悪影響もあります。トコジラミに刺されることで間接的にどんな悪影響があるか紹介します。
刺された箇所をかき壊して傷ついてしまう
トコジラミに刺されると、非常に強いかゆみが起こります。あまりにかゆいので我慢できずにかきむしってしまい、肌のあちこちが傷ついて痕が残ってしまうことがよくあります。
かきむしった傷口から細菌が入ることでさらに炎症がひどくなり、水ぶくれやかさぶたになってしまうこともしばしばです。
寝不足で精神的ストレスでノイローゼになってしまう
トコジラミに刺されたときのかゆみは、眠れないほどのひどいかゆみです。かゆみのせいで眠りたくても眠れず、寝不足で体調を崩してしまう人も。かゆみと睡眠不足で仕事にも集中できず、日常生活に支障をきたしてしまうことも多いようです。
一度刺されたかゆみは1~2週間でおさまりますが、トコジラミがいる部屋で寝ていると毎日のように刺され続けるため、延々とかゆみが続くことになります。
「それなら部屋のトコジラミを駆除すればいい」と思いますよね。しかし、トコジラミは隠れるのが得意で繁殖スピードが非常に速い虫ですから、自力での完全駆除はほぼ不可能です。自力でトコジラミを探してすべて駆除したつもりも、次の日の朝また新しい刺され痕が見つかる……その繰り返しです。
寝ている間にトコジラミが肌の上に乗って血を吸っている……想像すると気持ち悪いですよね。毎日トコジラミに刺されることの恐怖で精神的にストレスを感じ、ノイローゼになってしまう人もいます。
トコジラミによる症状の対処法
トコジラミに刺されたときの症状や起こりうる悪影響を紹介しました。では、トコジラミに刺されて症状が出た場合、どうしたらよいのでしょうか。
ステロイド外用剤を利用する
トコジラミのかゆみは非常に強いため、市販の一般的なかゆみ止めは効きません。抗炎症作用や免疫抑制作用があるステロイド外用剤を利用し、かきこわさないように気を付けましょう。
皮膚科を受診して医師の指示に従う
そもそも、トコジラミに刺されたかどうか自分で判断するのは困難かと思います。トコジラミは隠れるのが上手で、繁殖して数が増えるまではトコジラミが住み着いていることに気付かない人も多いためです。
「トコジラミがいるかはわからないけど、ひどいかゆみが続く」
「ステロイド外用剤をしばらく使っても症状が改善しない」
「かゆみに加えて熱も出てきた」
このような場合は、早めに皮膚科を受診して、医師の指示に従い治療を受けることをおすすめします。
駆除業者に駆除を依頼する
皮膚科で治療を受けて症状がおさまっても、部屋にトコジラミが住み着いている限り、またすぐに刺されてしまいます。トコジラミは繁殖スピードが非常に早いため、ほうっておくと刺される頻度がどんどん高くなるでしょう。
自力で駆除するのはほぼ不可能ですから、プロの業者に駆除をお任せすることをおすすめします。部屋に1匹でもトコジラミがいることに気づいたら、速やかに駆除業者に相談してください。なるべく早めに相談した方が、被害が少なく、駆除費用も抑えられます。
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