ゴキブリが苦手な方は多いですよね。「家の中でゴキブリを見て嫌な気持ちになった」「ゴキブリを見失って、怖くて眠れない」といった経験をしたことがある方も多いでしょう。

毎日掃除して部屋を清潔にしていても、どこからともなく侵入してくるゴキブリ。いったい、ゴキブリはどこからやってくるのでしょうか?

今回は、一般住宅におけるゴキブリの侵入経路について解説していきます。

ゴキブリはどこから侵入する?

ゴキブリは、さまざまな「すき間」から家の中に侵入します。薄く平たい体をしているため、たった1mmほどのすき間でも、体をねじこんで中に侵入できてしまいます。

ゴキブリの侵入を防ぐには、家の外と中をつなぐあらゆるすき間をしっかりふさぐ必要があります。

また、バッグや段ボールなどにくっついたゴキブリやゴキブリの卵が家の中に持ち込まれるケースもあります。

一般住宅におけるゴキブリの侵入経路と対策

ここからは、ゴキブリはどのように一般住宅の中に侵入するのか、具体的な侵入経路を解説。合わせて、侵入を防ぐために対策すべきことも紹介します。

玄関

掃除や換気、家具の搬入などで玄関ドアを開け放していると、そこからゴキブリが入ってくる可能性があります。玄関のドアは開けっ放しにせず、すぐに閉めてください。開け放しておく必要がある場合は、必ずゴキブリが入ってこないか見張っておきましょう。

ドアを開けずに郵便物を取り出せる郵便受けがついた玄関ドアも、ゴキブリが侵入しやすいでしょう。特に、郵便受けに新聞などを入れっぱなしにしていると、開きっぱなしになった郵便受けのフタと新聞の間にすき間ができ、そこからゴキブリが入ってきてしまう可能性が高まります。郵便受けの中のものは入れっぱなしにせず、すぐに回収してください。もし、玄関ドアの郵便受けを使わないのであれば、テープなどでふさいでおきましょう。

施工ミスやゴムパッキンの経年劣化、地盤のゆがみなどが原因で、玄関ドアと床の間にすき間ができると、そこからゴキブリが入ってきてしまいます。もしすき間ができていたら、ホームセンターや100円ショップで購入できるすき間テープまたはすき間ガードを取り付けてふさぎましょう。劣化したゴムパッキンを交換するのもおすすめです。

換気で窓を開ける際には、必ず網戸を閉めましょう。網戸が劣化して穴が空いていたら、張り替えるか、網戸補修シールを貼ってふさいでください。

なお、窓を開けるときは基本的に室内側の窓を開けて、網戸を閉めるようにしましょう。

網戸にはモヘアという短い毛のブラシのようなものがついています。室内側の窓を開けると、網戸と窓の間がモヘアで覆われて、すき間ができるのを防ぐことができます。しかし、室外側の窓を開けると、網戸と窓の間にすき間ができてしまうのです。

モヘアの劣化などが原因で、室内側の窓を開けてもすき間がある場合は、すき間テープやすき間ガードでふさいでください。

エアコン

エアコンを設置する際には、室外機と室内機をつなぐために壁に穴を開けて配管を通す必要があります。配管の太さに対して壁の穴が大きいと、配管と壁の間にすき間ができて、そこからゴキブリが侵入してしまいます。配管と壁の間のすき間は、パテなどでふさぎましょう。

また、エアコンの室外機のそばにあるドレンホースが地面についた状態だと、ホースの先からゴキブリが侵入して、エアコン室内機の中に入ってくる可能性があります。

エアコンのドレンホースは地面につかないように浮かせて設置しましょう。また、ドレンホースの先にカバーをつけておくと、より安心です。ただし、カバーをつけるとドレンホースがつまりやすくなるため、定期的にチェックして、ゴミがたまっていたら取り除いてください。

排水管・排水口(水回り)

ゴキブリは、キッチンやお風呂、洗面台などの排水管にも住み着いています。排水管が油汚れや食べかす、せっけんかすなどで汚れていると、それをエサとするゴキブリが登ってきて、排水口から出てきて部屋の中まで侵入する恐れがあります。

排水管を登ってきたゴキブリが部屋に入れないよう、排水口には排水トラップやゴミ受けを付けましょう。また、ゴキブリのエサとなるものを減らすため、定期的にパイプクリーナーを使って排水管をきれいにしてください。排水トラップやゴミ受けに、生ゴミや髪の毛を溜めて放置するのもNGです。

また、排水管を壁や床に通すための穴のすき間からゴキブリが侵入することもあります。もしすきまが空いていたら、パテなどでふさぎましょう。

換気扇

換気扇は屋外とつながっているため、換気扇を回していないときに、すき間からゴキブリが侵入する可能性があります。換気扇フィルターをつけて侵入を防ぎましょう。

段ボール

暖かくてすき間が多く、さらにエサにもなる段ボールは、ゴキブリにとって絶好の住処です。引越しや通販で購入した荷物の段ボールにゴキブリやその卵がついており、そのまま家の中に持ち込まれてしまうことがあります。

段ボールはいつまでも家の中に置きっぱなしにせず、荷物を開梱したらすぐに処分してください。通販の荷物が入った段ボールは、できれば家に持ち込まず、受け取ったらすぐ玄関前で開梱して処分すると安心です。

観葉植物

暗くて湿気の多い観葉植物も、ゴキブリにとって非常に住みやすい環境です。ベランダの観葉植物に住み着いたゴキブリは、土に卵を産みます。孵化した卵から生まれたゴキブリが成長してまた土に卵を産み、どんどん数を増やしていきます。こうしてベランダで繁殖したゴキブリが、洗濯物を取り込むときなどに家の中に侵入してしまうのです。

ベランダの観葉植物にゴキブリを寄せ付けないために、ゴキブリが苦手なハーブ系の植物を置いておくことをおすすめします。また、ベランダに置いた観葉植物をむやみに室内に入れるのも控えましょう。

対策してもゴキブリが出る場合、住み着いてしまった可能性がある

一般家庭におけるゴキブリの侵入経路と、侵入させないための対策を紹介しました。

ただし、本記事で紹介した対策をしてもゴキブリが減らない場合、すでにゴキブリが家の中に住み着き、繁殖してしまった可能性が高いでしょう。1匹や2匹ではなく、すでに大量に繁殖してしまったゴキブリは、自力での完全駆除が困難です。自分で何とかしようとして疲弊するのではなく、すぐにプロの駆除業者に相談して駆除してもらうべきでしょう。

大洋防疫研究所は、ゴキブリ駆除実績が業界トップクラスの駆除専門業者です。昭和50年の創業から今までに、11万件以上ものゴキブリ駆除を行ってきました。

長年の経験で培ったトップレベルの技術力で、他社では駆除できなかった現場のゴキブリも完全駆除いたします。再発防止のための衛生管理・環境改善もおまかせください。

ゴキブリに悩んでいる方は、ぜひ一度大洋防疫研究所にお問い合わせください。