荷物や資材が多い工場や倉庫は、ネズミが身を隠しやすく、エサの確保もしやすいため、ネズミが住み着いて繁殖しやすい環境です。

工場・倉庫でネズミが繁殖すると、売り物が汚されたり、機械設備が故障したりするなど、さまざまな被害が起こる可能性があります。本記事では、具体的にどんな被害がおこるのか、またネズミ被害を防ぐ方法にはどのようなものがあるか解説します。

工場・倉庫にネズミが出るとどうなるか

工場・倉庫にネズミが出ると、以下のような被害が起こる可能性があります。

商品の破損・汚染によって経済的損失が発生する

ネズミは、伸び続ける歯を削るために固いものをかじる習性があります。そのため、工場や倉庫にネズミが侵入すると、商品や食品、包装材、段ボールなどをかじられて破損するおそれがあります。

ネズミの被害を受けた商品は出荷できず廃棄することになるため、仕入れや製造にかかる費用が無駄になり、売上も得られません。一部の商品で被害が見つかっただけでも、同じ製造過程の商品をすべて廃棄しなければならない場合もあり、大きな経済的損失となってしまうでしょう。

衛生面で重大な問題が起こる

「ネズミは汚い生き物」と聞いたことがありませんか?

ネズミは種類によって下水道や床下、天井裏などに生息し、体表に病原菌が付着していたり、フンや尿に病原菌が含まれていたりすることがあります。

工場や倉庫の中をネズミが移動すると、床や棚、商品、設備など広範囲が汚染されるおそれがあります。こうした汚染は、従業員だけでなく、汚染された商品を購入した人の健康被害につながる可能性もあります。

特に、食品や飲料などを扱う工場・倉庫では、ネズミによる汚染が衛生管理において重大な問題となります。ネズミを侵入させない環境づくりはもちろん、万が一発生した際には迅速な対応が必要となるでしょう。

設備の配線をかじられて修繕や火災につながる

何でもかじるネズミは、工場の機械や電気設備の配線もかじってしまうことがあります。配線がかじられると機械が故障し、修繕のための費用がかかります。さらに、その間生産ラインを止めなければならず、業務に影響が出てしまうおそれもあるでしょう。

さらに、配線がかじられたことによって漏電し、最悪の場合火災などにつながるおそれもあります。

工場・倉庫のネズミ対策

工場や倉庫にネズミが出たことによる被害について解説してきました。では、ネズミの侵入・繁殖を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?ここでは3つの対策を説明します。

エサとなるものを置かない

工場・倉庫でネズミの侵入を防ぐために、ネズミのエサとなるものを置きっぱなしにしないようにしましょう。

ネズミは雑食性で、さまざまなものを食べます。特に食品を扱う工場・倉庫では、保管している食品のほか、製造工程で出る食材の切れ端や加工くず、床にこぼれた原材料などがエサとなるため、適切な保管とこまめな清掃が大切です。

ゴミ箱やゴミ置き場の管理にも注意しましょう。ゴミ箱は蓋つきのものを使用し、ネズミが侵入できないようにします。ゴミ置き場の扉を開けっ放しにせず、すぐに閉める習慣をつけてください。

ネズミの侵入経路を塞ぐ

ネズミは種類にもよりますが、1センチほどのすき間があればそこから侵入できてしまいます。そのため、工場や倉庫の建物にすき間があれば、しっかり塞いでおくことが大切です。以下の場所は特にネズミの侵入口になりやすいため、定期的にチェックしてみてください。

  • 配管を貫通させるため壁や床に開けた穴
  • ドア下のすき間
  • 窓のすき間
  • 換気口

なお、ネズミがかじることのできる素材(段ボール、布、薄いプラスチック)ですき間を塞いでも、すぐにかじられてしまいます。防鼠パテや防鼠ブラシ、金網など、ネズミがかじりにくい素材を選びましょう。

関連記事:ネズミの出入り口を塞ぐにはどうしたらいい?穴埋めの方法を紹介

粘着シートや毒餌を置く

粘着シートや毒餌を使用することで、工場や倉庫に侵入したネズミを駆除することができます。ネズミの通り道やフンなどの痕跡が見られる場所を確認し、状況に応じて適切な方法を選びましょう。

ただし、工場や倉庫では、商品や原料への混入がないよう、設置場所や管理方法をよく考える必要があります。使用する製品の表示や注意事項を確認し、適切な場所に設置しましょう。

また、すでに工場や倉庫内でネズミが繁殖している場合、粘着シートや毒餌を置くだけでは完全駆除は難しいと考えられます。さらに、毒餌を食べたネズミが壁の中などで死ぬと、死骸を発見できず腐敗してしまうおそれがあります。

粘着シートや毒餌でもネズミの被害が続く場合、なるべく早めに専門業者に相談しましょう。

工場・倉庫にネズミが発生した場合のサイン

工場・倉庫にネズミが住み着くと、「ラットサイン」と呼ばれる痕跡が見られます。このラットサインを確認することで、ネズミの姿を見なくても、存在にいち早く気づくことができます。

代表的なラットサインについて紹介します。

床や壁の黒っぽい汚れ ネズミの体表の汚れが床や壁を通ったときについたもの。ネズミは同じルートを通る習性があるため、汚れはだんだん濃くなっていく。
黒色~茶褐色のフン長さはクマネズミで約6~10mm、ドブネズミで約10~20mmが目安 ネズミはフンや尿を落としながら移動する。
かじり跡 柱や段ボール、電気配線などがかじられている。食品の包装材がかじられ食べられていることもある。

関連記事:ネズミがいる証拠「ラットサイン」とは?

工場・倉庫にネズミが発生したら専門駆除業者に相談

工場・倉庫にネズミが出ると、商品の出荷停止や機械設備の修繕費用の発生、衛生面の問題など、事業に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、ネズミは繁殖スピードが非常に速いため、一刻も早く駆除しないと被害が広がってしまいます。

「ネズミかな?」と思ったら、ラットサインを確認し、早めに対策をはじめることが大切です。ネズミに詳しくない方が自力で完全駆除することは難しいため、すぐに専門の駆除業者へ相談することをおすすめします。

ネズミ駆除は実績豊富な大洋防疫研究所におまかせください

大洋防疫研究所は、関西・関東・愛知でネズミ駆除をおこなっている害虫・害獣駆除専門業者です。昭和50年創業で、これまでに13万件以上のネズミ駆除をおこなってきました。豊富な実績で培った技術とノウハウを活かし、他社では難しい現場でも、完全駆除を目指して徹底した施工をおこないます。

さまざまな業種、施設での駆除実績があるため、工場や倉庫の状況に合った適切な施工が可能です。また、駆除して終わりではなく、再発しないためのアフターサポートにも力を入れています。

工場・倉庫にネズミが発生したら、被害が拡大する前に大洋防疫研究所へお問い合わせください。