「朝起きると、手足に赤いブツブツができている」「あまりに痒くて眠れない」なんてことはありませんか?もしかしたらそれは、トコジラミのせいかもしれません。

本記事では、トコジラミが発生しているサインや、刺されたときの対処、刺されないようにする方法について解説していきます。

これってトコジラミ?トコジラミ発生のサイン

トコジラミは知名度がそこまで高くなく、また刺されたときの症状がダニと似ているため、被害に遭ってもなかなか気づかれないことも多いようです。下記のようなサインがあると、トコジラミが発生している可能性が高いでしょう。

赤い斑点が広範囲に広がる

トコジラミは主に夜間に活動し、眠っている人の血液を吸います。刺された箇所は赤い斑点のような痕ができ、その痕は1〜2週間消えないことが多いです。トコジラミの吸血時間は長く、途中で人が動くと針を刺し直すため、広範囲にたくさん痕が残ります。

ひどい痒みや痛みがある

トコジラミに刺されると、激しい痒みや痛みを感じます。蚊にさされたときよりも痒いことが多く、あまりの痒みに眠れなかったり、血が出るまでかきむしってしまう人もいるようです。また、大きく腫れたり、熱やじんましんが出ることもあります。

ただし、症状には個人差があり、まれにほとんど痒みを感じない人もいるようです。初めて刺されたときはアレルギー反応が起きていないため、痒くないといわれています。

肌の露出している部分を刺された

トコジラミによる被害とダニによる被害の見分け方として挙げられるのが、刺される部位の違いです。

ダニは人の衣類の中にまで入り込み、皮膚の柔らかい箇所を刺します。一方トコジラミは、首や腕、足など、服で隠れていない箇所を刺すことがほとんどです。肌の露出が多い服を着るため、トコジラミの被害は夏に増えやすいといわれています。

ベッドや畳、カーテンなどに黒褐色のシミがある

ベッドフレームの接合部や畳、カーテンのすき間、ソファーの縫い目部分などに1~2mmほどの黒褐色のシミがたくさんあったら、それはトコジラミのフンの可能性があります。近くにトコジラミらしき虫が潜んでいないかチェックしてみてください。

トコジラミに刺されたら?対処法を紹介

トコジラミに刺されてしまったら、少しでも症状を抑えて早く治すために、下記の対処をしてみてください。

刺された箇所を冷やす

患部を洗って清潔にし、冷やして炎症を抑えましょう。冷やすことで痒みを抑えることができます。傷ついて化膿してしまう可能性があるため、かきむしるのはNGです。

市販の薬を塗る

抗ヒスタミンやステロイド配合の薬を塗ると、痒みが抑えられ、赤みも引きやすくなります。

皮膚科を受診する

患部を冷やして薬を塗っても激しい痒みや痛みが治まらない場合は、ただちに皮膚科を受診しましょう。熱やじんましんが出た場合も、速やかに受診して医師の指示に従ってください。もしかしたらトコジラミではなく、別の原因があるかもしれません。

トコジラミに刺されないようにする方法

トコジラミに刺された箇所の症状は、およそ1〜2週間で治まります。ただ、トコジラミが棲みついた部屋で寝ている限り、毎晩継続して被害に遭ってしまうでしょう。放っておくと、手足に刺された痕が増えていくだけでなく、痒みや痛みが強くて満足に眠れず、生活に支障をきたしてしまう恐れもあります。

トコジラミに刺されないようにするには、駆除するしかありません。ここからは、トコジラミが発生した際の応急措置と駆除方法を紹介していきます。

応急措置:目に見えるトコジラミを掃除機で吸い取る

トコジラミを発見したら、まず応急措置として掃除機で吸い取ってください。吸い取ったゴミは、袋に入れてただちに処分しましょう。そのままにしておくと、掃除機内でトコジラミが繁殖したり、掃除機から出てきてしまう可能性があるため注意してください。

掃除機の代わりに、ガムテープで捕獲しても構いません。

ただし、市販されているピレスロイド系の殺虫剤を使うのはNGです。現在日本にいるほとんどのトコジラミは「スーパートコジラミ」といって、殺虫剤が効きません。効かないものの、嫌がって逃げはするので、駆除できるどころか、逆に生息範囲を広げてしまいます。

市販の薬剤で効果のあるカーバメイト系のスプレーを使っても、プロでないと駆除ができないため、薬剤代を無駄にしてしまうだけでしょう。

駆除方法:専門業者を呼んで駆除してもらう

掃除機やガムテープで捕獲する方法を紹介しましたが、これはあくまで応急措置にすぎません。トコジラミは分かりにくい場所に潜んでいるため、自力ですべて見つけ出して完全駆除するのは基本的に不可能です。

一般の人が自力で駆除しようとすると、毎日作業を繰り返さねばならず、多大な労力を要するでしょう。時間もお金もかかるうえに、数ヶ月かかっても駆除しきれない可能性が極めて高いため、おすすめできません。

また、トコジラミは繁殖スピードが非常に早い虫です。少しでも駆除し残したトコジラミがいたら、瞬く間に再度繁殖してしまいます。自力で駆除できたと思っても、必ずプロの専門業者を呼んで調査してもらってください。

トコジラミが出たら、実績豊富な専門業者に駆除を依頼すべき

トコジラミは眠れないほどのひどい痒みや痛みをもたらし、自力では駆除が難しい非常に厄介な虫です。トコジラミのサインがあったら、ただちに実績豊富な専門業者に駆除を依頼すべきでしょう。

大洋防疫研究所は、トコジラミの駆除を行っている専門業者です。創業からこれまでの駆除実績は、日本で最も多い2,800件。最長5年の長期保証もあるため、安心してご依頼いただけます。

本記事で紹介したトコジラミのサインを見つけたら、ぜひお早めにお問い合わせください。